こんにちは!YMSでロンドン暮らし中の栞です。
前回の記事では、紫式部のある歌を感じた、雲に隠れたマッターホルンの様子について綴りました。
今回は、やっと全貌を見せてくれた晴天のマッターホルンの様子を綴っていきます。
晴れたのは最終日で夕方頃にジュネーブに向かう予定でしたが、あまりにも引き込まれすぎて予定の2時間押し。
想像以上に引き込まれたマッターホルンの姿、1年越しに振り返ってみて「人生において大切な事」に気づくことができました。
ぜひその圧倒的な魅力を感じ取ってもらえたら嬉しいです!
朝日に照らされるマッターホルン
前日の「山は朝一の方がええよ」という弟からのアドバイスをもとに、日の出前あたりの朝5時半頃にアラームを設定。
ちゃんとアラームで起きたんですが、あたりはまだ薄暗く…。
「日の出はええわ!まだ眠いし寝る!」ってことで二度寝(おい)
7時半頃に二度寝から目が覚めて、前日の夜同様、パジャマの上から外出着+どすっぴんメガネ+キャップ+スマホ片手に外へ飛び出しました。

雲が全くかかってない!!めっちゃハッキリくっきり見える!!朝日に照らされて美しすぎる!!
と足早に歩みを進めていきました。

歩みを進めて向かったのは、マッターホルンが綺麗に見えると噂の日本人橋へ。
日本人橋から見えたマッターホルンは、想像を超えるものでした。



ツェルマットの町越しに見える、圧倒的な存在感…。言葉なんていらないくらい。
朝ごはんも食べずに朝焼けマッターホルンを30分ほど堪能。
その後ホテルに戻り、標高3,000m越えに向けて腹ごしらえを。
山頂までもアルプスの景色を楽しめるゴルナーグラード鉄道
朝一マッターホルンの後、腹ごしらえを終え、10時頃に再び町へ繰り出しました。

先の尖がっている部分を見るだけでも「かっこいい…!」と心がめちゃくちゃ惹かれる。
一目散に向かった先はゴルナーグラード鉄道。
電車は30分おきに出ていて、終点のゴルナーグラード展望台までは約40分程度。
標高3,135mをゆっくり登っていき、その間も車窓からの景色も楽しめます。

出発直前の電車だと乗れなかったり、座席が埋まっていて立ったまま乗車しないといけなかったりします。
座ってゆっくり車窓からの景色を眺めていたいな~って方は、乗りたい電車出発時刻の15~20分前には到着しておくと安心かも◎
高山病を防ぐため、山頂一駅手前のRotenbodenで下車
私はゴルナーグラード展望台の一つ手前の駅「Rotenboden」でまず下車しました。

人生で今までハイキングや登山を一度もしたことなかったこと、普段から体調崩さないから一人旅中に山の上で高山病にでもなったら、ますますどうしたらいいか分からなくなりそう、ということで、高所に体を慣らすためにも、一つ手前の駅で降りることに。
実際ここで降りてみると何ともなかったです!
高山病は3,500m超えたあたりから、増えてくるそうですね。
体を慣らすために降りたローテンボーデンでしたが、これが大正解でした!

ツェルマットの町で下から見上げていたマッターホルンが、目の前にある…!
この手前の岩垣、楽に行けるような崖ではないけど、インスタ映えを狙ってか登っている人結構いました。
その姿を見て、気ぃつけや~落ちなや~と思った反面、こういうところに上る勇気があるのすごいなとも。
ローテンボーデンには逆さマッターホルンが見れるというリッフェル湖があります。
若干風もあったせいか、ちょーっとぼやけた感じでしか見えなかったけど、それでもとても神秘的でした。

わかりますか、このマッターホルンの存在感。
湖のほとりにいる人たちが、まるでゴ…とても小さく見えるので、マッターホルンを含めこの景色一帯の息を呑むような雄大さに、めちゃくちゃ心を惹かれました。
湖すらも小さく見える…というか「これが湖なん…?」と正直思ってしまいました(おい)
というのも、ツェルマットへ来る前に北イタリアでコモ湖とマッジョーレ湖という美しい湖を見たので(こちらの記事を参照してください✅)「いや…これが…湖…?」と失礼ながらに思ってしまい…めちゃくちゃ綺麗なんですけどね!!!!!
とか言いながらも私も湖のほとりへ向かいました。

上から見ていたマッターホルンは「王」のような佇まいだったけど、ここから見てみると湖、周辺の山と一体感があってまた違った雰囲気に見えます。

すぐ近くに在るように見えるけど、実際はそんなことなくて簡単には近づけない。
ふと左の方に目線を動かしてみると、また不思議な景色が。

奥の山は雪で覆われているのに、手前の方は緑もあって春や秋を思わせるような景色。
「季節」という概念が、あまりここでは当てはまらないのかなと感じました。
不安半分楽しみ半分、ゴルナーグラード展望台へ
ローテンボーデンで約1時間過ごして、いよいよゴルナーグラードへ向かいました。
標高3,000mってどんなんやねん…私の身体はちゃんと耐えられるのだろうか…と心配になりながら、電車へ揺られていました。
電車を降りてすぐに目の前に広がっていた景色がこちら…!

その壮大さは言葉では本当に表しきれない。
目の前に広がっている景色が、現実なのか、異世界なのか、分からなくなってしまうほど。
冬はこのゲレンデでウィンタースポーツを楽しむ人たちで溢れかえっているんだな~と思うと、スケートしかできない私はうらやましい限り…。
こんなところで滑れたら気持ちいいだろうなぁ。
このゲレンデの景色を楽しんだ後、マッターホルンが見える方へ向かいました。

山というより、手つかずの自然のままの岩場のようで、登頂が過酷と言われている理由が分かりました。

数分のうちの雲の様子もすぐ変わる。
天候や雲がどんな様子であろうとマッターホルン自体は「ずっとそこに存在している」、静かだけどどっしりと構えている姿に、すっかり心を奪われました。
もっと近くで感じて歩みを進めていくと、なかなかの砂利道。

下りは全く息切れすることなく、どこまでも下っていけるやん!と意気揚々と下っていきました。

下り道も「道」というより、岩の間の歩きやすそうなスポットを見つけて下っていきました。
湖を目指そうと下り始めてみたものの「いや、なんか思ったより遠いな?」となって引き返しました。
ゴルナーグラード鉄道で降りてみたい別の駅もあったので、そっちにも時間を割きたくて!
でも、上りは数mに一度は休憩しないと息切れするくらいでした。
頭痛や吐き気の症状は全くなかったけど、坂を上った時に感じた息切れで「標高3,089m」を実感。

みなさんも体調は万全に、睡眠をしっかりとって水分&当分補給をこまめにしましょう!
まるでハイジの景色!緑あふれるリッフェルアルプ
ゴルナーグラード展望台を後に、標高2,211m(場所によっては2,222m)のリッフェルアルプへ向かいました。

駅からお目当てのレストランまでは約10分。
緑あふれる景色を見ながら、お散歩がてらのんびり歩いていきました。めちゃくちゃ気持ちいい!!

しばらく歩くとマッターホルンも見えてきました。

ここから見るマッターホルンは、優しくみんなを見守ってくれるような穏やかな雰囲気でした。
この時もうすでに14時頃でRistorante Al Boscoというイタリアンレストランへ。

ランチは何種類からか選べて、スイスで山の中腹のレストランの割にはそこまで高くないなという価格設定。
私が食べたのはスモークサーモンで、バケットも付いてきました。

サーモンはもちろん、バケットがめっちゃおいしかった!
オリーブオイルとガーリックがかかっていて、レモンをかけたスモークサーモンと合う!
ランチを終えて先に進んでみると広がっていたのは、子供の頃に見ていたあのアニメそのままの景色。

ハイジやん!!!!!!!
アラサーひとり旅、恥ずかしい気持ちを捨てて、このブランコに一人で乗ってハイジの気分を味わいました。
マッターホルンを目の前に臨みながら漕ぐブランコ。これ以上贅沢なブランコない…
それを楽しんだ後はもう少し山へ近づいてみて、そのとき見えてきた景色も息を呑むような美しさでした。

木の間から見える、奥にそびえたつマッターホルン。
「うわぁあ~~~!!」と思わず声に出して笑みがこぼれてしまうほど、その美しさと存在感に圧倒されました。
山にはあまり興味がなくて、なんとなーく「行っておきたいな」と思って来たツェルマット。
ゴルナーグラード展望台と、標高に慣れるためにその一つ手前のところだけ行ったらいいか!と最初は思っていた程度。
結局予定してた+2時間そこで過ごしてマッターホルンに引き込まれ、急遽リッフェルアルプへも行くことに。
急遽行くことに決めたリッフェルアルプでもゆっくり過ごして、童心に帰ったような気分で楽しめて、心の底から満たされた、最高の選択でした!
もっとそばで感じていたかったマッターホルンをあとに…

この後は片道4時間弱かかるジュネーブに行く予定だったので、めちゃくちゃ惜しみながらもツェルマットを後にしました。
惜しい気持ちはいっぱいだったけど、車窓からの景色がこれまた美しくて窓側の席をゲット出来てよかった!

旅先によっては「もうこれは見たい!ってとこないし、早めに空港向かうか~」「暑いし一旦ホテルで休憩しよ」とかなることもあります。
でも今回のツェルマット旅は「なんとなく」で選んだところで、それが想像以上に居心地が良くて。
行ってみないと「自分の感覚と合う」かどうかは、本当にわからないもんだなと感じました。
みなさんが「なんかわからないけど居心地がいい」と感じる場所はどこですか?
それを深掘りすると「自分のルーツや本質」がもっと鮮明にわかってきて面白いですよ~🌟
まとめ

晴天のマッターホルンを見れて大興奮だった私。
でも記事を書くにあたり、約1年越しにマッターホルンの写真をじっくり見返して思ったことは
「晴れてるか・曇ってるか、見えるか・見えないかなんて重要じゃない。”そこに確かにマッターホルンが在る”それだけで充分。」
ということ。
曇りで見えないマッターホルンを見ても「あそこにマッターホルン在るんや…」って思うだけで、心がワクワクしていました。
晴天のマッターホルンを見れたからこそそう感じているのかもしれないけど、これは人生においても当てはまることだなと気付きました。
曇りで見えなかったマッターホルンも自分の目では見えていないだけで、マッターホルンが無くなったわけじゃない。
ただ「雲」で見えなくなっているだけで、ずっとそこに存在している。
仕事でも人間関係でも「これだけ頑張ってるのに、これだけ向き合って考えているのに、なんで報われないの?」って感じることもあると思います。
でも、それはほとんど全部「目の前の現実にまだ現れていないだけで、見えない水面下で物事はぐるぐる動いている」
自分が頑張ってきたこと、向き合ってきたこともその成果・過程・事実が「無い」わけじゃなく、「雲で隠れてしまっているだけ。その雲は絶対にいつか晴れる」と考えると、気楽に過ごせるなと感じました。
私も嵐だろうが雨だろうが晴れだろうが何があっても動じず、ドシっと佇んでいるマッターホルンのような人になろうと感じさせられました。
感情の波や揺れがあって当たり前。
それに飲み込まれるんじゃなく「私は今揺れているんだな」ってただ受け入れて、でも揺らがない自分で居ることが人生の本質だと強く認識したツェルマット旅でした。
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