自己分析10選-必須から不要まで一挙紹介

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社会人数年目にもなると

なんかモヤモヤはするけど、どうしたらいいか何が不安かすらわからない

転職したいけど自分に何が向いているかわからない

と思うことも増えてくるのではないでしょうか。

私自身もそうでした。

何から始めてよいのかわからず、とりあえず転職サイトに登録して職歴や自己PRを入力して求人を探し始める日々。

これじゃない感がすごく、次の1歩を実際に踏み出すまで約5年もの月日がかかりました。

新しい挑戦をしようと踏み切るのにとても役になったのが「自己分析」です。

「自己分析」と調べてみても色んな事が出てくるので、手当たり次第にやってみて3~4か月かかりました。

その中でも必須だなと感じたもの違和感が出てきたものがあり、そこで今回は私が取り組んだ自己分析10選すべてをご紹介します。

違和感が出てきたものについても紹介させていただくのは、「なぜ違和感があったのか」を共有することで必要なことがより明確になると感じたからです。

こちらの記事が皆さんのモヤモヤや不安感の解消するために必要な自己分析を認識していただき、行動のきっかけになれば嬉しいです。

自己分析10選

早速、私が行った自己分析について紹介していきます。

以下の3つのパートに分けました。

  1. めちゃくちゃ重要で取り組んでよかったもの
  2. プラスアルファとしてするのはアリ
  3. 自己分析する段階では取り組まなくてもよいと感じたもの

やってよかったと感じたもの◎5選

こちらの5つは、全く性質の違う作業をするわけではありません。

それぞれの作業に通じるものがあるので、一つを行うと別のものに取り掛かる時にとてもスムーズにできるようなイメージです。

私はこれらに取り組んだ時、ノートとペンを使って手書きで行いました。

パソコンやスマホのメモ機能なりワードなり、ご自身が記録しやすいやり方で行ってみてください。

マインドマップ

「お金ないし、今の経験じゃ無理…」というのはとりあえず置いといて、頭を空っぽにして自分のやってみたいことや夢を真ん中にどーんと書きます。

そのあとに「それを実現させるには何が必要か」「なぜそれをしたいと思うのか」「それを行うことによるメリット・デメリット」を書いていきます。

こんな感じです。

私の場合は「海外に住む」ことが夢だったので「語学留学」「ワーホリ」「なんで海外に住みたいのか」などを書いていき、それぞれのメリットデメリット、理由を自分なりに考えて、書き起こしていきました。

一番真ん中に書いた夢は、「自分のしてみたいこと」に忠実になって考えたものでした。

それから派生して書き足していった分に関しては「これが不安だな」「これを達成するには、こういうこともした方が良いかな」という心でなく頭で考えてしまうことも書いていきました。

「心じゃなく、頭の中にある不安やモヤモヤは出さないほうが良い」と思ってしまうと余計考えが柔軟でなくなってしまうと思います。

ここは「なんでこの夢を持っているか」とかワクワクすることだけでなく、不安や悩みも全部書きましょう

このマインドマップ、1年半ほど前に自己分析を始めて一番最初に取り組んだものなんですが、ど真ん中に書いた「海外に住む」という夢と書き足していった目標など、ほぼほぼ全部叶っていることに気づきました…

「言霊」という言葉があるように、「口に出す」「書く」など外に出すことで、現実になっていくんだなと今改めて感じています。

私の実体験からもお分かりいただけるように、叶えたい夢は言葉にしましょう!

その方が自然とそれに向かってご自身も行動するようになると思います!

好きなことと嫌いなことを書き出す

しょうもないなと思うことも含めて、それぞれ50個ずつほど書き出してみてください

そこで「なぜそれが好き/嫌いなのか」を少し考えてください。

そうすると自分が好きなこと、得意なこと、苦手なこと、それらの共通点も見つかってくるはずです。

私の場合、好きなことは「海外旅行」「ミュージカル鑑賞」から「滞っている複数の仕事を優先順位を即座に判断して、一気に片付けられたとき」「旅行のスケジュールを立てているとき」など、趣味だけでなく、取り組んでいるときに楽しいと感じること、達成感を感じられることも含め思いつくもの書いていきました。

そこから分かる共通点としては「新しい経験や文化を楽しむのが好き」「情報収集してそれを比較し、最適な案を出すことが得意」かな、と。

苦手なことも「年功序列」「ネットの速度遅い」などイライラすることなどしょうもないことも書いていきました。

そこから分かるのは「常識とかそういうのに縛られること」「非効率的なこと」が苦手ということかなと思います。

共通の特徴や得意なことわからない!って詰まってしまう人は、chatGPTを使ってみるのもよいかもしれません。

例えば、「AとBが好きです。そこから分かる私の特徴は?」と打ち込んでみると「あなたにはこういう特徴があるといえます」という風に答えてくれます。

全部鵜呑みにはせず「確かにこういう特徴ある!」と納得するものをピックアップしてみると新たな自分を発見できるはずです。

キャリアの棚卸

今まで自分が担当した業務やプロジェクト、成し遂げたことを小さいものでよいので思い出せる限り書いてみましょう。

そこから自分が得意なものの共通点が浮かび上がってくると思います。

私の場合、勤めていた会社で査定のために半期に一度「課題設定シート」というものを作成していました。

そのシートには「今期の目標(箇条書き)」と「目標の具体的な内容」を「担当業務に直接かかわること」「部署全体の業務遂行に関わる業務効率化に繋がるようなこと」「それ以外のこと」に分けて期初に入力しました。

そして期末に、その目標の「達成状況」を具体的に書いていくというものでした。

当時は心の底からめんどくさくて、この作成が毎回これがすごく苦痛だったのですが、自己分析/CV作成するにあたりめちゃくちゃ役に立ちました!

私の一つの例を出すと「自分の部署やタスクだけでなく、同じ部署の違う係の滞っている仕事を率先的に手伝って残業時間○%減らした」という達成状況がありました。

そして、これをかみ砕くと…「状況把握」「問題解決」「優先順位をつけること」という得意が浮かびあがってきます。

やってきたことを嚙み砕いて、得意を探すのはとても難しい作業ではありますがとても重要です!

もしこういったシート作成していなかった場合は、時系列に沿って今までどういう仕事をしてきたかを書き出してみましょう。

私も、会社の課題設定シートがこんなに役立つものだと気づく前に取り組みました。

ノートを縦半分に分けて、左半分に今まで行ってきたこと、右半分にはそこから学んだこと、失敗したこと、意識したこと、などを書いていき「得意」や「スキル」、「苦手」を導き出しました。

苦手なことやあまり得意でないことは裏を返せば別の得意がそこには隠れています。

あとは、履歴書作成もスムーズに行うことができたのでそういう面でも役立ちました。

世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方

自分の夢や好きなこと、得意はなんとなーーーくわかったけど、これをどうしたらいいの…向いている仕事まだわかりませんけども…

とパズルのピースは何となく見つかったものの、なかなか完成できずにいました。

そんな時に出会ったのがこちらの本です!

こちらでは「価値観と興味と得意」を組み合わせて、やりたいことを見つけていくというものでした。

それぞれ多様な質問が用意されており、自分の今までの経験を思い出しながらその質問に答えていくことで、「大事な価値観」「好きなこと」「得意」を把握することができます。

その後に3つを掛け合わせていって、仕事としてできそうなものを探していきます。

私はこの本のおかげで、より自分の得意や好きを知ることができましたし、価値観も「私って今までこういうこと大事にしてきたんだ」と新たな発見もとても多く見つかりました。

そして、当時に導き出せた仕事の軸に基づいた仕事にありがたいことに現在就けていて、ストレスフリーで自由な環境で働けています。

リネさん(インスタグラム)

そしてこちらは自己分析するにあたり、勝手に大変お世話になっているインスタグラマーの方です。

今まで通ってきた道も似ていて年齢も近く、全投稿が私にとってとても共感できるものでした。

モヤモヤしているとき、新たな挑戦をしようとしているとき、投稿を読むといつでも背中を押してもらえている気分になります。

リネさん自身も「働き方」を何年も模索されていて、理想の働き方の見つけ方を実体験をもとにとても役に立つ内容をシェアされています。

私は、上記の自己分析に取り組んでいる途中の段階、自分の好きや得意、価値観を見つけ始めている段階の頃に「適職診断」などもよくやっていました。

ですが、やっていく中で「こういうことじゃないんだよな」とすごく違和感が出てくるようになってしまって。

その時にこちらのインスタグラムのアカウントに出会い「職種からやりたいことを見つけるのは違う。自分の価値観や得意をまず見つけ出して、それに基づいて働き方を構築していく。それから初めて、どんな仕事ならそれが実現できそうかを探し始めるんだ」と気づけました。

リネさんご自身も取り組まれた自己分析についてもたくさん紹介されていて、とっても有益な情報であふれているのでせひご覧になってみてください。

プラスアルファとして取り組むのはアリ○2選

続いてプラスアルファとして行うのにはお勧めなものを紹介します。

これらに共通しているものは「○○診断」のように多くの簡単な質問に答えていき、その答えをもとに自分の強みを出してくれるものということです。

先ほど紹介させていただいた5選は自分の今までの経験などをもとに深く自己理解を深めていくものですが、こちらはそうではありません。

これだけで自己分析を深めるの難しいですが、簡単には取り組めますし「こういう強みあったんだ」と認識するのにも役立ちます。

ストレングスファインダー

こちらは「強みの活かし方」にフォーカスしている著書です。

34個の資質が紹介されており、それぞれの特徴と行動アイディアまで紹介されています。

本の中には、ウェブテストのアクセスコードもついていて、そちらにアクセスしてウェブテスト行うと自分が持っている強みのTOP5を知ることができます。

本にはそれぞれの資質の特徴が複数記載されておりますが、この診断結果では「特に自分に当てはまる特徴」が記載されています。

診断結果はこのような感じです。

一つに強みに対して、特に自分に当てはまるポイントが記載されています。
他の4つの強みと掛け合わせたときの特徴まで記載されています。

また、結果だけでなく「独自の強みの中で印象に残った言葉」「それを活かした経験」「意外だと思った点」「行動アイディアの中で今もやっていること、これからやってみたいこと」を考えるワークもついてきまいした。

ですが、今アプリで診断結果を確認してみるとそのワークの表示がなかったので、受講のタイミングによっては診断結果の内容が改訂されているかもしれません。

本の詳細はこちら

中古だとウェブテスト受講用のアクセスコードが使用済の可能性もあるため、新品を購入することをおすすめします。

ウェブテスト→強みを知る→今までの経験を振り返る という流れなので、上記5つとは逆のプロセスになります。

「得意はわかったけどそれをどう活かせばいいんだろう」と悩んだ時に「行動アイディア」を見てみると「こういうこと実は向いてるんだ」と新たな発見もありました。

強みは納得できるものでしたが、「行動アイディア」が今まで自分が取り組んでみたいと頭の片隅でも考えたことないことばっかりだったので、当時は「これ本当か?」と正直疑っていました。

ですが自己分析を深めていって改めて行動アイディアを確認してみると、「確かにできそうだし、思い返せばこういう経験今までもあった」と納得できるものでした。

「自分はこんなの向いているはずがない」とバリアを張るのではなく、柔軟に受け入れることも大事だと感じました。

無料だとTOP5のみ確認できますが、課金すれば34個の全ての資質の自分のランキングをご覧いただけます。

得意なことだけでなく、苦手なことも見てみたいという場合は課金するのもありかもしれません。

私は「強みの活かし方」を知りたかったのと、苦手まで考慮してたら頭パンクしそうだったので無料版で十分でした。

VIA INSTITUTE ON CHARACTER

こちらもストレングスファインダーと同様、質問に答えていくと自分の強みを教えてくれるというものです。

無料ということもありストレングスファインダーほど細かくはないですが、24種類の強みがあり、ご自身の特徴に当てはまるもの全てが順番に表示されます。

「自分が認識できていない強みや苦手はちょっと気になるな…」という方には、無料で行っていただけるのでおすすめです。

診断はこちらから日本語で行っていただけます。

自己分析の段階では不要△3選

自己分析の段階では不要かなと感じたものですので、絶対不要!とか否定しているわけではないのでその点をご了承いただければと思います。

適職診断は、占い感覚でやってみる程度でよいかなと感じましたが…。

キャリア支援プログラムの適職診断

こちらもオンライン上で質問に答えていき、「適職」「向いている仕事のやり方」などの診断結果を後日郵送で受け取ることができるというものでした。

診断結果に加えて、診断結果をもとに自己分析を深めていくためのワークブックもついてきます。

やはり適職を見ても「こういう職種がしたいわけじゃない…」と感じましたが、自己分析のワークブックは自分の今までの経験などを振り返ることができたので役に立ちました。

それでも自己分析の段階で不要だとここで言及しているのは、料金面です。

このウェブテストの料金は約5,000円ほどかかります。

適職や強み向いている仕事のやり方などは「オンラインテスト」で答えていくものなので、回答中は深く自分の経験を振り返りながらするのではなく「どちらかというとそうかな…」と曖昧に答えてしまうことも多いと思います。

上記5選のほうが安価で、しかも自分の今までの経験をしっかり振り返りながら「興味・価値観・得意」を分析していけるので、この類のものに5,000円払うのはもったいないかなと個人的に感じました。

キャリアコーチングの無料体験

私は自己分析を始める前に無料体験を受け、自己分析を十分に行えていない段階で利用するのはすごくもったいないと感じました。

「価値観・好き・得意」をある程度見つけたうえで「掛け合わせ方が分からない」「こういう目標があるけどどうアクションしていけばよいかわからない」という相談をする方が、利用価値があると思いました。

「仕事に満足できていないけど、なんでかがわからない」とモヤモヤの正体すらも不明なまま無料相談をして、私はとても後悔しました。

「モヤモヤの正体」の一部は判明したんですけど、なんせちゃんと自己分析ができてなかったので、その後の担当の方との面談も別のモヤモヤが出てきたんです。

その一例がこちら…

私

ワーホリに興味あるんですよね

担当者
担当者

ワーホリは帰国後のキャリア苦労するのでしないほうが良いですよ。

…………………

○年後はどうなっていたいですか?

私の心の声
私の心の声

そんな急に聞かれても…わからんからこうして相談してるんですが…

と、言葉に詰まって悩んでいると以下の質問に切り替わり…

担当者
担当者

結婚は何歳までにしたいですか?

………………

未経験転職するなら30歳までにしないと無理ですよ

私の軸がブッレブレだったのが要因ですが、お話してる中で「???」となる点がいくつかありました。

「ワーホリ経験したことないのに全面的に否定する必要なくない?」

「結婚はもちろんしたいけど、それとキャリア形成って別ものでは?」

「30、30って年齢に縛られたくないわ」

と色々その中で自分の価値観が少し浮き彫りになったという点ではよかったかなと思います。

ですが!「価値観・好き・得意」をまずある程度見つけて、そこで躓いたら相談するというのが一番価値のある利用方法だと感じます。

結局そこって自分の中に答えがあるので、第三者の手を借りる前にまず自分で頑張ってみるのがおすすめです。

転職系サイトの適職診断

こちらもそれはそれはたくさんしました。

でも違和感が出てきたんですよね。

たくさん診断をして「あなたにはこの職種が適性ですよ」と言われても、自分の中にうまく落とし込むことができなかったんです。

適性職種をもとに求人を探してみるも応募したいと思うものが全く見つからず。

そこで先ほど紹介したリネさんのインスタグラムに出会い「自己分析をして、自分のやりたいことを見つけないことには求人票や適性診断ばかりしてても何も見つからない」と気づきました。

「仕事」は自分の「価値観・好き・得意」を見つけて掛け合わせてから、そこで初めて「これを実現するにはどういう仕事があるか」を探し始めるのがより良いルートだと気づきました。

自分が何やりたいかわかってない状態で適性判断で出てきた職種を探すのは、気乗りしないよねと納得。

重要な3つの中で一番見つけるのが難しいと感じたこと

私が一番見つけるのが難しかったのは「得意」でした。

「得意」って「意識しなくてもできてしまうこと」であると思うので、「できて当たり前」と思っていることを考え出すのってすごく難しかったんですよね。

その時に、別の無料コーチング体験を受講できるタイミングがあったので受けてみたところ、「頼まれてもいないのにやってしまうことないですか?」という質問をいただき、それでもなかなかエピソードが出てきませんでした。

そこで「私の場合は…」とご自身のお話を少し聞かせていただき、それがトリガーとなって「はっっ!そういえば私も~」とエピソードが出てきました。

そこから「これが数ある得意の中の一つですね。『なんでできないの?』と周りに感じてしまうことも自分の得意だったりするんです」と教えていただきました。

そこで見つかった「得意」に関するエピソード、他にもありそうと思って考えてみると、ポロポロポロポロ面白いくらいに出てきました。

最初は自分でできるところまで取り組んで、自分ではもう深堀できる気がしないという部分が出てきたら、第三者の手を借りると解決の糸口が見えてくると思います。

私はコーチングやコンサルに何十万も支払える財力がなかったので無料体験のみでしたが、それだけでも十分に価値がありました。

まとめ

色々試してみて、「自己分析」で大事だと発見したのは3点です。

  1. 理想の働き方は適職診断などの「職種」からは見つからないということを認識する
  2. 「価値観・興味や好き・得意なこと」を掛け合わせてやりたいことを見つける
  3. その3つは、ウェブ上で簡単にできる診断とかではなく、自分の経験から考え出すことが大事

また、今までの人生で「挫折を味わったこと」「つらかったこと」などネガティブなことを振り返った時に、「私はこういう価値観を持っていて、これが得意だから、あの時つらかったんだ、挫折を感じたんだ」とコンプレックスに感じていたことも受け入れられるようになりました。

記憶から消えてーーーと思っていたことも、今では

この価値観持ってたら、あの時辛くて当然だよね。よく頑張ってた私!

と思えます。

自分に向き合うことは「自分のやりたいことが見つかる」という将来のためだけでなく、「つらかったこと」「過去の自分」を受け入れることにも繋がります。

YMS含む海外挑戦や新しい1歩を踏み出す方の不安解消のために書いた記事に派生して書いたものですが、モヤモヤを感じている多くの方にとって有益なものになっていたら嬉しいです!

ここまで読んでいただきありがとうございました。

日本を飛び出して約9か月、私もやりたいことをアップデートしているところなので一緒に頑張りましょう!

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