北欧3か国巡り!自然と日常が織りなす穏やかな景色

ルイジアナ美術館 海外旅行

こんにちは!YMSでロンドン暮らし中の栞です。

2024年7月に北欧3か国(デンマーク、スウェーデン、ノルウェー)へ行ってきました。

物価が高いから注意しないといけないけど、ユーロじゃないから金銭感覚がバグ。

旅を終えて銀行残高の減り具合に震えた北欧旅。

旅の道中は、メルヘンな街並みと静かで落ち着いた景色には癒されました。

似たような印象かな?と思っていたこの3か国は、実際訪れてみるとそれぞれ全く違った雰囲気・国民性でした。

その違いも感じながら、楽しんで読んでもらえると嬉しいです!

デンマーク

あくまでも個人的な印象で「たまたまそれに出くわしたのがデンマークだっただけかもしれない」という前提でお話しします。

ルイジアナ美術館周辺を歩いていた時の出来事。

そこはコペンハーゲンから電車で50分程度のところで、ルイジアナ美術館以外は何もないようなエリア。

歩いていると、車から水風船を投げつけられたんです。

幸いリュックをかすれただけで全く濡れなかったんですが、外したからか投げた本人が「あ~外れた~!(笑)」と笑って残念がる様子が聞こえてきました。

怒りとか恐怖よりも「観光客だからかアジア人だからか、ただ面白いって思って無差別にやってるのか知らんが、知らん人に車から水風船投げつけるってどんな教育・躾受けてきてん」と呆れました。

ということをデンマーク初日に経験してしまったせいか、デンマークのレストランやカフェで出会った人もあまりフレンドリーに感じられないような体質になってしまいました(笑)

でもそんなことないはずなので!ニュートラルな気持ちでまたデンマークには行きたいなって思います。

街歩きで見かけた、自然とアート・日常が融合した景色

コペンハーゲンの空港についていちばん最初に驚いたのは、セブンイレブンの多さ!!!

コペンハーゲン空港のセブンイレブン

トイレより多いんちゃうかレベルでたくさん空港内にありました。

置いている商品は全く日本とは違うものの、馴染みのあるお店が目に入るだけで懐かしく、安心した気持ちに。

ルイジアナ美術館

天気も考えて、到着後すぐに荷物を持ったまま向かったのはルイジアナ美術館!

ルイジアナ美術館

北欧の海、スペインみたいに元気ハツラツ!!!って感じではなくて、柔らかい青色で落ち着いた雰囲気。

この日は天気も良くて、緑もすっごく綺麗で「平和」を具現化したような景色でした。

この景色を少し堪能してから向かったのは、草間彌生展。

ルイジアナ美術館草間彌生展

日本から約8,700km離れたデンマークで展示がされているなんて…!

しかもここめちゃくちゃ人気展で、この部屋には最大4名ほどしか入れないこともあって、長蛇の列。

30分ほど並んで、ようやくドットで溢れる草間ワールドへ!

ルイジアナ美術館の草間彌生展

暗すぎて適当に写真撮ったら、躍動感あふれる写真が撮れた!(笑)

本当に小さな部屋で、歩く場所は扉を入って数メートル先までのまっすぐな通路のみ。

その周りは水で溢れているので、1歩間違えるとびしょ濡れに。

暗がりの4人しか入れないこの部屋で、約2名(私含む)、踏み外しそうになりました。

そのあとは再び外を探索。

ルイジアナ美術館

外にも作品が飾られていて、というか自然と景色に溶け込んでいて。

自然の一部でもあるけど、自分もアートの一部になったような異次元な雰囲気でした。

ルイジアナ美術館

現代アートは無知な私でも、おぉぉ!すごい…!と圧倒されたのが、ブルジョワの蜘蛛。

ルイジアナ美術館でのブルジョワの蜘蛛

大喜利しそうになったので、ノーコメントで(現代アート無知ですごめんなさい)

ルイジアナ美術館

館内を歩いていてもどこも外、自然と繋がっていました。

ルイジアナ美術館

美術館入り口の外観はこちら。

これを入った先にあんなのびのびとした緑あふれて、海も見渡せる景色が広がっているとは、全く想像つかない。

ルイジアナ美術館

自分も自然と一体化していて、でも芸術でもあるような、不思議な感覚になる美術館でした。

ニューカールスベア美術館

古代エジプトのものからローマの彫刻まで、幅広い年代・国の作品が展示されている美術館。

美術館ではあるものの、中に植物園もあって自然も楽しめます。

ニューカールスベア美術館の植物園

ルイジアナ美術館然り、デンマークのアートって絵画・彫刻とかだけじゃなくて「自然も芸術の一部」として捉えられているのが、他のヨーロッパの国の美術館とも違う、洗練されている感覚で良いなぁ。

ニューカールスベア美術館

ここだけじゃなく、フロアのタイルやこのようなモザイクは他のエリアでもいくつか見ることができました。

その美しさに魅了されて、しばらく作品よりも床ばっか見て歩いていたくらい(笑)

彫刻のポーズが独特で面白い。

ニューカールスベア美術館
ニューカールスベア美術館

この美術館には、あの有名なロダンの「考える人」も展示されています!

ロダン、考える人

「あ、こんなところにおったん?」ってなるくらい、突然現れて意外とこじんまりとしていました。

詳細は、こちらのリンクよりチェック✅
コペンハーゲン中央駅からも徒歩10分でアクセスしやすいです!

歌謡曲好きが再燃!日本食レストランーBento

私が行ったときは店員さんも全員日本の方で、店内もザ・日本の居酒屋!という雰囲気。

コペンハーゲンの日本食レストランBento

流れている曲も80年代~90年代初期の日本の曲で、B’z・夏の日の1993・サザン…etc.

2023年11月に日本を出てからここまで日本を感じられるお店には来たことがなかったし、言語系は耳で覚えるのが得意な私は日本の曲すら聴かないようにしていました。

それもあって元々その年代の曲が大好きな私には、もう刺さりまくって!!!

店内の雰囲気に、完璧なプレイリスト。

すごく懐かしく感じられて、この頃から再び日本の歌謡曲をまた聴き始めるようになりました。

80年代の曲って、聴くだけでその情景や感情がすぐにぱっと浮かんで、自分もその世界観に入って浸れるのが好きです。

ということで、このお店には2日連続行きました!

コペンハーゲンの日本食レストランBentoのエビフライ定食

エビフライもお味噌汁もさいっっっこうです!!!

さすがにロンドンで自炊で作れるもんでもないので、久しぶりのエビフライは沁みました。

コペンハーゲンの日本食レストランBentoのお刺身定食

お刺身定食も、日本で食べたものと全然大差なくて、イギリスではなかなか手に入らない魚を堪能出来て大満足!

揚げ出し豆腐も最高すぎた…はぁ…お手頃な日本の居酒屋、ロンドンにも進出してほしい(切実)

☆4.8の大人気店!予約必須

1日目も本当は予約でいっぱいで別の場所にしようか~となっていたところ、偶然予約のキャンセルがあり入れることに!

その後に予約なしで来た方たちは、残念ながら予約で満席だったので入れなかった方が多かったです。

1日目にかなり気に入ったので翌日分の予約をお願いしたところ、空いている時間帯は17時か20時のみ。

もし行かれる方は事前に予約するか、まだ人が少ない開店直後17時行くのがおすすめです!

BENTOの詳細は、こちらのリンクよりチェック✅

スウェーデン

今回訪れた3か国の中で、一番人がフレンドリーだなと思いました。

レストランやカフェの店員さんもメニュー悩んでいたら、ニコニコ優しく教えてくれたり、温かみを感じました(多分、デンマークの直後に行ったからってのもある。笑)

それをフィンランド人の同僚に話したら「北欧以外からの観光客はスウェーデンが一番フレンドリーってよく言うけど、北欧の中ではスウェーデンが一番好かれていない。昔、北欧諸国を侵略してたから」と笑いながら教えてくれました。

笑い話の一つとして聞いたけど、現地の人しかわからない感覚だよなぁと、それを知ることができてよかったです。

中世と現代のギャップを感じられたストックホルム

スウェーデンでもホテル到着後にすぐに見つけたのがそう、お馴染みのセブンイレブン。

ストックホルムのセブンイレブン

ホテルから街の中心地へ歩いていくときにもまた別のセブイレ。

ストックホルムのセブンイレブン

建物の1階に入っている感じがもう日本のセブイレそのまんま!

ストックホルム市庁舎は川沿いに面していて、ベンチもありました。

ストックホルム市庁舎

晴れの日ということもあって、たくさんの人たちが日光浴を楽しんでいる様子でした。

日本に住んでいると日光の有難みとかあまり感じないけど、ヨーロッパに住むと「晴れてる!浴びねば!」ムードになって、私もここで数十分のんびりしていました。

ストックホルム宮殿

北欧と言えば、洗練されたおしゃれな、主張が控えめなデザインをイメージしていたのですが、そのイメージが一気に覆されたのがこの宮殿!

ストックホルム宮殿

奥に入るにつれてだんだん煌びやかに…。

ストックホルム宮殿
ストックホルム宮殿

あの落ち着いた洗練された雰囲気はどこ行った⁉って戸惑うくらいの豪華さ。

現代的なデザインをイメージしがちな北欧で、一気に中世に引き戻された異世界に入り込んだかのような感覚になりました。

詳細はこちらのリンクよりチェック✅

スウェーデン料理を堪能できる!大人気ビストロ

ストックホルムへ到着して向かったのがこちらのビストロ。

予約は出来なくて、開店前でも何人か並んでいる状態で、あっという間に満席!

スウェーデン料理のビストロ

頼んだのはサーモンとミートボール!

2品とも魔法かかってる…⁉ってくらいソースがほんっっっとうに美味しかった。

店員さんもとてもフレンドリーな方で、温かみを感じられるお店でした。

詳細はこちらのリンクをチェック✅

ノルウェー

デンマークとスウェーデンは同じタイミングで訪れたんですが、ノルウェーだけば別で行きました。

金曜日夜に出発して、日曜日の夜に帰る2泊3日の予定だったんですが…

空港到着時点で、ゲート情報掲示される時間が出発時刻の5分前。つまり遅延。

その時間に掲示されて無事搭乗できたものの、そのまま飛行機の中で2時間待たされた挙げく「オスロへの到着がかなり遅くなるので、キャンセルになりました」とのアナウンス…。

フライトは翌日のに振り替えてもらい、空港泊は避けたかったので電話しまくってタクシーで30分のところのホテルを確保。

というトラブルがあって、土曜日のお昼過ぎに到着して日曜日の夜に帰るという、ただでさえ弾丸だったのがさらに弾丸になったのでオスロを存分に感じることはできず…。

一つ言えるのは、海鮮料理が一番美味しかったのはダントツオスロでした!!!

3か国の中でも一番現代的に感じられたオスロの街

オスロにもセブイレが当たり前のように色んな所にありました。

調べてみると、セブン&アイ・ホールディングスがReitan Convenience ASという企業を買収したことがきっかけに、Reitanが持ってたコンビニがセブイレに統一されたらしい。

セブン&アイ・ホールディングスすごいな。

オスロのセブンイレブン

オスロの中心地セントゥルム

こちらも美術館!のはず。

ヨーロッパは昔の建物を大事に使用しているところが多く、新しい現代風な建物はあまり見かけないけど、オスロでは結構見かけました。

オスロ、セントゥルムの街並み

海岸沿いをまっすぐ歩いていくと、見覚えのある建物が…

オスロ、セントゥルムの街並み

大阪の梅田にあるNU茶屋町にしか見えん!!!!!!!

Aker Bryggeというショッピングモールらしい。

アーケシュフース城

アナ雪のアレンデール城のモデルになったとされるアーケシュフース城ですが、お城感はそこまで感じられませんでした。

アーケシュフース城の大砲

元々オスロを他国から守るために建設されたそうで、どちらかというと要塞みたいでした。

アーケシュフース城

建設が着工されたのは1290年代。700年前…日本では鎌倉時代。

詳細はこちらのリンクをチェック✅

フィヨルドクルーズツアー

ノルウェーと言えば、フィヨルド!2時間のクルーズツアーに参加しました。

気温は25度前後。2024年の冷夏のロンドンよりも暖かかったオスロ。

その気持ちの良い気候と爽やかな海風で寝てしまいそうになるほど。

オスロでのフィヨルドクルーズツアー

このフィヨルド沿いにある小屋は、現地の人たちが着替えてここから直接海に入ることができる、海水浴のための小屋だそう。

小屋だけじゃなくバケーションハウスも結構あって、夏の休暇にこんな静かで穏やかな場所で過ごせたら最高だろうな~!

Googleマップでいくら調べても出てこなかった、面白い形をした建物もありました。

オスロでのフィヨルドクルーズツアー

そもそもの物価が高い北欧、クルーズ内のドリンクは更に高額でした。

夏に行く場合は、日光が強く感じられるので事前にスーパーとかで十分な量のドリンクを購入するのがおすすめです!

私が使ったのはViatorのこちらのツアーです✅

グルメ|やっぱりノルウェーのシーフードは最高!

ノルウェーで食べたご飯(主に海鮮)は全部美味しかったです!

Rorbua Aker Brygge|ノルウェー料理

左の料理が何だったかは思い出せないけど、二つとも海鮮自体美味しくて、ソース・スープにもしっかりうまみがしみ込んでいて最高!

特に右側のシーフードクリームスープが、濃厚で本当に感動したレベルで美味しかった。

フィンランド人の同僚に言うと「北欧は冬に向けて脂肪蓄えなあかんから、味が濃くなる」って言ってて納得。

ノルウェー料理、魚とシーフードクリームスープ

日本人好みの味付けだったので、ぜひトライしてみてください!

詳細はこちらのリンクよりチェック✅

The Salsom|シーフードレストラン

人気店で常に待ちの列があったこちらのお店。

シーフードレストランThe Salmon

メニュー、持って帰りたいくらいおしゃれで素敵だった。

シーフードレストランThe Salmonのメニュー

頼んだのは、お刺身4種類と握り4貫。

日本食にかなり近い海鮮料理で、懐かしさも相まって美味しさ倍増!

特に右から二つ目の炙りサーモンにはポン酢がかかっていて、大阪出身の私にはたまらんかった、、、ポン酢最強。

シーフードレストランThe Salmonのお刺身
シーフードレストランThe Salmon握り

ただ値段は全く可愛くなく、この量で日本円にして9,000円~10,000円…。

なんで海ある国やのに海鮮こんな高いねん!!!日本で買うノルウェー産サーモンより高そうやけど!?と驚愕。

輸出量が多いとその分国内で食べる分が高くなるそうな…。

ブラジルのコーヒーと似てますね。ブラジルのコーヒーも良質なものは他国に輸出され、国内で飲めるブラジル産コーヒーはあまり質の良くないものらしい。

まず国民に良いものを!と思うけれど、それを実現するのは簡単じゃない世の中になってしまったんだな…と感じました。

詳細はこちらのリンクをチェック✅

まとめ

通貨がユーロじゃない分、金銭感覚がバグり支払った後に「うん…?あれめちゃくちゃ高くね…?」と物価の高さに後でダメージを食らった北欧旅。

それでも、自然と調和している景色を見ると「平和」を具現化したようだな、と穏やかな気持ちに。

ロンドンみたいに刺激的な都市に身を置けているのもとても幸せでありがたいけど、たまに「静けさ」を味わえる場所に行くのも良い。

「北欧」とひとくくりにされがちだけど、それぞれの国の印象・人柄は違っていました。

その違いもとても興味深く感じられて、もっと深掘りしたいなと好奇心をくすぐられた北欧3か国旅でした!

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